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一人っ子で、本当に友だちのことが友だちだって分からないくらい誰とも遊びたくなくて、人のことが大嫌いで、見られることも、質問されることも、話すことも何もかもが嫌いで、1人でカメラのフィルムケースとかその辺の石ころとかに名前をつけて、ずっと1人で遊んでました。氷と遊んだりとか。
氷をつくるケースに水を入れて、氷をつくって、氷に顔を描いて、だんだん溶けちゃうの。で泣くみたいな(笑)。オタクですよ。
おじいちゃんとおばあちゃんとばかり遊んでいました。小さい頃おじいちゃんが青森でチャーリーテーラーっていう米軍の空軍基地の制服をつくったりするテーラーをやっていて、その事務所に足踏みミシンとロール巻きになった布がバーッと置いてあって、そこで布を通して色の名前を教えてもらったり。おばあちゃんとおじいちゃんが、足踏みミシンで切った布を縫い付けてくれて、布の絵本とかをよくつくっていたりしていました。
それから「スプーンおばさん」が好きで、絶対大きくなったらスプーンおばさんになりたいなと思って、小さくなる練習をしたり。クリーミーマミも好きで、魔法を使って立派な大人になったら、みんなと仲良くなれてもっと楽しいはずだって、早く魔法が使えるようになるといいなと思っていました。でも現実世界ではみんなの輪の中に入って遊ぶと、恥ずかしくなって、すぐ隠れたり、しゃべらなかったり。シャイで。
そしたらある時に、絵本つくったり、友だちの似顔絵とか描いたりしてたら、みんながしゃべりかけてくれるようになって、遊ぼうってなったんです。学校の発表会で「It’s a small world」を逆さ言葉にして歌をつくって、演劇をしてみるっていうアイデアを出したら、みんなが「わー、おもしろい」ってなって、そういうことを通して、お友達ができるようになった。私にとってはそういう行為が魔法みたいなもので、そういうことをし続けているうちにこの仕事に就いちゃったんです(笑)。
そう、仕事を通してできたお友だちばっかりだし、もしこの仕事、アイデアを考えたり、何か表現を通してっていう仕事をしていなかったら、たぶん私、お友だちいなかったと思います。
そうですね。ちびgoenをやっていて思うんですけど、うまくいかなくてもいいと思っていて。結果はどうでもよくて、どうせ鍋の中で歌っても、声も小さいだろうし、おもしろいものじゃないかもしれないけど、でも本番に向かって、話しを考えたり、つくる時に出てくるチームワークだとか、発言した時に採用される感じとか、本番を迎えてみんなが見てくれて、拍手してくれて。その行為というか経過をこどもの時に体験するのもまた違うかなと思っていて。だから別に鍋でもミュージカルでも何でもよかったんですけど、何かしら一つのことに向かって責任を持たせるっていうのはやってみたいなと思ってた。
2時間くらいやってますね。はじめに挨拶して、「なにやろうか」って話し合いをして、「なになにがやりたーい」みたいな。絵本つくりたいとか、ただゴロゴロしたいとかみんな適当なことを言うんで、「じゃあゴロゴロして遊ぼう」とか。そこお花見したいっていうから、サクラの樹をつくって、花びらをみんなでつくって、室内でブルーシート敷いて、お花見したり。
スタンスは同じですね。スタンスと集中力は同じで、やってる内容は違ったけど。お歌歌うのははじめてかな。