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外に遊びに行くより、家の中にいるのが好きで、「子どもは風の子だから」って親に言われて、仕方なく外に遊びに行くような、基本的にインドアな子どもでした。モンテッソーリの教育法※を取り入れた幼稚園に通っていたんですけど、お遊戯というより、個人でものをつくったり、お仕事といって何か作業をしていました。
豆をひろって、ビーカーにいろんな液体をまぜていくとか、こっちからあっちに移すとか、お裁縫のようなことをしたり、何かに没頭することを教えるような幼稚園でした。
※20世紀はじめにイタリアのマリア・モンテッソーリによって考案された、子どもの知的好奇心が自発的に現れるような、「自由な環境」を提供することを重要視した教育法。
小学校で夏休みの工作の課題に、関節の動くマリオネットをつくっていったことがあったんですけど、他のみんなは箱の中に魚がつってあるとか、簡単な作品が多くて、自分だけ本気すぎて恥ずかしかった思い出があります。
でも子どもながらに手応えを感じた出来事だったかもしれません。
ワークショップをやるなら本格的なものにしたいと思っていました。片手間ではなく、ちゃんと思い描いたイメージに近づけようと準備して、実際にそれに近いカタチができたので達成感がありました。ホームパーティーをやった時に感覚がすごく似ていて、おもてなしをして楽しんで帰ってもらった時の満足感みたいな。いままで意識したことなかったけど、けっこう「もてなす」こととか好きなのかなって思いました。
まだこれはこうあるべきだというのが固まっていないから、子どもって凄いと思う。思ったことを言うじゃないですか。うたちゃんが今からはじまるという時に外に出たいとか、自分の感じたことを全力で表現している、すべてが丸出しというか。何か裏表がない感じとかもすごい面白い。どう思われ
るとかあまり気にしていない。自分の感情を丸出し状態というのがおもしろい。
いま、逆にちびっ子とすごく分かり合えるような気がするんです。自分自身考え方がちょっと変わってきて、子どもとつながるプラグを持てた気がします。学校でも社会に出てもそうですけど、こうしなくちゃいけないからと、自分にブレーキをかけちゃうけど、最近そうした「たが」が外れはじめて、自分の思うものに近づけるために正直に行動していくと、子どもの「脳みそ」の状態になっているようで、だから彼らの考え方に前よりも共感できるような気がするんです。
自分の中で理想としているワークショップは、自分自身も、子どもたちもいっしょにびっくりできるもの。ここまではつくったことないみたいな。そういう意味で殻を破るような瞬間があればいいなと思います。いままでこの枠の外でこういうものもあるんだと気づくような瞬間を体験してもらいたいし、いっしょに体験したいです。
